シューリーズ加盟店共通マニュアル

シューリーズ加盟店共通 鈑金塗装見積もりマニュアル

対象読者
加盟店の見積担当者・フロント担当者(新人含む)
初版(章・節単位で差し替え可能な構成)
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シューリーズ本部(改訂は本部承認のうえ全店へ配布)

0. このマニュアルの使い方

各店で設定・調整する項目一覧(導入時に必ず埋める)

# 項目 自店の設定値(記入欄) 備考
1 レバレート(国産・個人/保険) ______ 円/h 各店設定
2 レバレート(輸入車・個人/保険) ______ 円/h 各店設定
3 レバレート(業者/ディーラー別) ______ 円/h 取引先ごとに設定
4 塗装材料係数 ______ 本部推奨値を参考に各店が決定(第6章)
5 見積料の有無・金額・費用区分(全損時等) 有 ・ 無 / ______ 円 各店判断(第10章)
6 代車の台数・車種構成 ______ 台 受付マニュアルと共通
7 諸経費(廃棄物処理費等)の設定 ______ 各店設定
8 見積の承認者(値引き・保証範囲の最終判断者) ______ 店長/代表など
9 見積書の有効期限 ______ 日 各店設定(例:30日)
10 保険会社への見積送付方法 ______ 各社指定システム等
11 特定整備(電子制御装置整備)認証の有無 有(自店実施) ・ 無(外注) 第7章
12 エーミング外注先・費用目安・陸送費 ______ 認証なし店は必須(第7章)

第1章 見積の基本思想 ― シューリーズの見積とは何か

1-1. シューリーズの売りは「早い・安い・保証」

シューリーズは、車のキズ・ヘコミ専門のボランタリーチェーンです。強みは次の3点で、見積はこの3点すべてを支える最初の工程です。

強み 見積で実現すること
早い 分業前提の工程を見越した、その場で概算が出せる見積スピード
安い 交換ではなく鈑金修正・部分塗装を優先する修理方法の選択
保証 永久保証書を発行できる品質の修理範囲・工程を見積に織り込む

1-2. 永久保証書が前提であること

1-3. 見積は「受注活動」である

《参考例:清田自動車》

見積20件に対して受注約70%という水準(清田自動車の個人ネット経由の実績イメージ。母数・集計期間・チャネルの取り方で数字は変わるため、絶対値ではなく「見積の質で受注率は大きく変わる」ことの目安として捉えてください)。


第2章 客層3系統の違い ― 個人・保険・業者

見積の作り方は、誰に出すかで大きく変わります。まず入庫がどの系統かを必ず確認してください。

2-1. 3系統の全体像

項目 ① 個人(自費) ② 保険 ③ 業者/ディーラー
主な入口 シューリーズのネット広告・紹介・リピート 事故受付(保険会社・代理店経由含む) ディーラー・整備工場からの外注
見積の相手 お客様本人 お客様+保険会社(アジャスター) 業者の担当者
単価(レバレート) 各店設定(国産/輸入車で別) 各店設定(指数協定ベース) 取引先ごとの協定単価
工数の考え方 標準指数ベース 指数協定(標準指数) 取引先ごとの協定工数基準
塗装材料係数 各店設定 各店設定(協定実務での扱いは第6章) 取引先協定に従う(係数の枠組みが異なる)
スピード感 その場〜当日の概算提示が理想 分解・立会を含め数日単位もある 取引先の指定納期に従う
提示物 見積書+保証説明+納期+代車案内 損傷確認書類・写真・協定用見積 取引先指定フォーマット
価格の裁量 現場の値引きは不可(承認者ルート) 協定で決まる(現場判断で動かさない) 単価交渉は本部/管理者マター

2-2. 入庫構成のイメージ

《参考例:清田自動車の月間入庫構成》
  • 個人:20〜30台(シューリーズのネット広告経由が中心)
  • 保険:10〜20台
  • 業者:ディーラー数社から計30〜40台程度
  • リピート・紹介・持込等:20台前後
  • 合計:80〜110台

※構成比は店舗により異なります。自店の構成比を把握し、系統ごとの見積手順を使い分けてください。

2-3. 系統の判定は受付情報から

見積に着手する前に、受付票(受付マニュアル参照)で次を確認します。


第3章 見積作成の標準手順(8ステップ)

すべての見積は次の8ステップで作ります。系統(個人/保険/業者)による違いは各ステップ内に明記します。

① 損傷確認・写真 → ② 修理方法の判断 → ③ 工数の取り方 → ④ レバレート適用
→ ⑤ 材料代 → ⑥ 部品代 → ⑦ 諸経費 → ⑧ 合計・保証の説明

ステップ① 損傷確認・写真撮影

チェック: - 損傷パネルの特定(複数パネルにまたがっていないか) - 隣接パネルへの波及(チリずれ・押され・二次損傷) - 樹脂部品の割れ・爪折れ(バンパー内部のブラケット類) - 事故によるものか、経年・別原因のキズが混在していないか(混在は必ず区別して記録

ステップ② 修理方法の判断(交換/鈑金修正/塗装のみ)

まず、対象パネルの素材を部品情報・メーカー修理書で確認します(鋼板/超高張力鋼板/アルミ/樹脂)。素材によって修理の可否と工程が変わります。

素材 見積時の注意
鋼板(普通鋼) 一般的な鈑金修正の対象
超高張力鋼板(骨格部等) メーカーが修理不可・交換指定としている場合が多い。修理書の指定に必ず従う
アルミ 専用設備・工具と鉄粉汚染対策(鉄部品との作業分離)が別途必要。対応可否は自店設備で判断
樹脂(バンパー等) リペア可否は損傷形態(割れ・爪折れ・変形)で判断

シューリーズの「安い」は、直せるものを直す判断から生まれます。ただし「直せるか」は感覚で決めず、メーカー修理書・素材・接合構造・安全装置(ADAS等)への影響を確認したうえで修理/交換を選定します。超高張力鋼板・アルミはメーカー指定の修理可否に従うこと。

判断 目安(一般論) 注意点
塗装のみ(+磨き) 浅いキズで下地が出ていない、変形なし 磨きで消えるキズは塗装不要の場合も。過剰見積にしない
鈑金修正+塗装 変形があるが鋼板の伸び・亀裂が許容範囲 修正後に永久保証品質の塗装ができるかで判断
部分補修(クイック系) 小範囲の損傷で、ぼかし塗装で仕上がる範囲 保証条件は各店・本部基準に従う
パネル交換 亀裂・大きな伸び・骨格波及・修正コストが交換を上回る 部品供給の納期を必ず確認(納期回答に直結)

チェック: - 対象パネルの素材(鋼板/超高張力鋼板/アルミ/樹脂)を確認した - ADAS/エーミング要否を確認した(対象部位・判定は第7章)

画像挿入予定
修理方法判断の実例写真3点(塗装のみで済むキズ/鈑金修正が必要なヘコミ/交換が必要な亀裂・大変形)

ステップ③ 工数の取り方(標準指数の考え方)

ステップ④ レバレート(時間単価)の適用

《参考例:清田自動車のレバレート体系》
チャネル レバレート 工数の考え方
業者(ディーラー等) 4,000円/h 取引先協定の工数基準(標準指数とは別体系)
国産車(個人・保険) 10,000円/h 標準指数
輸入車(個人・保険) 13,500円/h 標準指数

※業者向けは単価が低い代わりに、工数基準が取引先ごとに合意した別体系(取引先協定)のため、実質の時間あたり売上は国産個人と同等になる構造。単価と工数は必ずセットで見ること。 ※収益性は「個人の輸入車」が最も高い。見積スピードと保証説明の質を最優先すべき客層。

ステップ⑤ 材料代(色別パーセンテージ・塗装材料係数)

ステップ⑥ 部品代

ステップ⑦ 諸経費

ステップ⑧ 合計・保証の説明


第4章 損傷写真の撮り方(標準)

写真は「見積の根拠」「保険協定の証拠」「作業者への指示書」を兼ねます。撮る順番を固定して、誰が撮っても同じセットが揃うようにします。

4-1. 標準撮影セット(この順で撮る)

  1. 車両全体(斜め前・斜め後の2方向。ナンバーが読める距離)
  2. 損傷部の全体(パネル全体が入る距離)
  3. 損傷部の寄り(キズ・ヘコミの深さが分かる角度。光の反射を使う)
  4. 隣接パネルとのつながり(チリ・波及の有無が分かる引き)
  5. 車検証情報(型式・車台番号・初度登録が読めるように)
  6. カラーコードプレート(コーションプレート等)
  7. (必要に応じて)内部・下回り・骨格部(分解時・リフトアップ時に追加)
画像挿入予定
標準撮影セット7カットの実例(①車両全体 〜 ⑦内部の順で並べた見本)

4-2. 撮影のコツ

画像挿入予定
ヘコミを映り込みの歪みで見せる撮影角度の例(NG例:正面から/OK例:斜めから)

4-3. 写真の保存


第5章 見積システム(シューリーズ共通見積システム)の使い方の流れ

※画面の詳細操作は別紙の操作手順(画面キャプチャ付き)を参照。ここでは流れと入力の勘所だけ押さえます。

5-1. 入力の流れ

  1. 車両情報の登録:車検証から型式・車台番号・初度登録を正確に入力(型式が違うと指数・部品が全部ずれる)
  2. カラーコードの入力:コーションプレートで実車確認したコードを入力
  3. 作業項目の選択:交換/鈑金修正/塗装の別、対象パネルを選択 → 標準指数が引かれる
  4. レバレートの確認:チャネル(個人国産/個人輸入/保険/業者別)に応じたレートが当たっているか確認
  5. 材料代の自動算出:色の種類(ソリッド/メタリック/パール等)に応じた色別パーセンテージで自動計算される。色種別の選択を誤ると材料代がずれるため必ず確認
  6. 係数の確認:塗装材料係数が自店で決定した設定値どおりに当たっているか確認(第6章)
  7. 部品・諸経費の入力
  8. 出力:提示先(お客様用/保険会社用/業者フォーマット)に応じた帳票を選択
画像挿入予定
見積ソフトの色別材料%入力画面
画像挿入予定
塗装材料係数の設定確認画面
画像挿入予定
チャネル別レバレート選択画面

5-2. システム運用の注意


第6章 色・塗装種別による材料費の違い

6-1. 色種別と材料費の関係

材料代は色の種類によって大きく変わります。見積システムの色別パーセンテージはこの違いを反映したものです。

塗装種別 構成(概念) 材料費の水準 見積時の注意
ソリッド カラー+クリア(またはカラーのみ) 白・黒などでも純正色によっては調色に時間がかかる
メタリック カラー(アルミ粒子入り)+クリア ムラ・ぼかしの技量前提。ぼかし範囲を工数に反映
パール(マイカ) カラー(パール粒子)+クリア 中〜高 見る角度で色が変わる。隣接ぼかしがほぼ必須
3コートパール カラーベース+パールベース+クリアの3層 工程・材料とも増。塗装工数も3コート分で取る
マット(艶消し) 専用クリア等 磨きによる補修ができない=部分補修の選択肢が狭い。保証条件・修理方法を工場責任者と必ず協議
画像挿入予定
ソリッド/メタリック/パール/3コート/マットの塗膜構成の比較図

6-2. カラーコード確認は「現車で」

6-3. 塗装材料係数(材料高騰時の運用)


第7章 ADAS・特定整備(エーミング)の扱い

近年の車両は、バンパー・ガラス・ミラー等にADAS(先進運転支援システム)のカメラ・ミリ波レーダー・ソナーが搭載されています。これらの脱着・塗装・位置ずれを伴う修理ではエーミング(機能調整)と事前・事後スキャンが必要になり、見積金額・納期・法規(特定整備)に直結します。見落とすと安全に関わる重大事故と法令違反の両方につながるため、見積段階(ステップ②)で必ず確認します。

7-1. エーミング要否の判定(対象部位の一覧)

次の部位の脱着・交換・塗装・位置ずれ(骨格修正後を含む)を伴う場合は、エーミング要否をメーカー修理書で必ず確認します。

部位 主なセンサー エーミングが必要になりやすい作業
フロントバンパー・グリル ミリ波レーダー・ソナー 脱着・交換・塗装(レーダー透過部を含む)
フロントガラス 単眼/ステレオカメラ ガラス交換・カメラ脱着
ドアミラー カメラ(アラウンドビュー等) ミラー交換・脱着
フェンダー周辺 側方レーダー・ソナー 交換・脱着・大きな鈑金修正
リヤバンパー 後側方レーダー・ソナー 脱着・交換・塗装
骨格修正後の車両全般 全センサー 車体寸法の変化により再調整が必要になる場合

チェック: - 対象車両のADAS装備の有無をグレード・現車(カメラ・レーダーの位置)で確認した - 作業範囲がセンサーの脱着・塗装・位置ずれに掛かるか確認した - メーカー修理書でエーミング要否・作業条件(ターゲット設置スペース・水平床等)を確認した

画像挿入予定
ADASセンサーの搭載位置例(フロントカメラ・ミリ波レーダー・ソナー・側方レーダーの位置図)

7-2. 特定整備(電子制御装置整備)認証 ― 自店実施か外注か

自店の状況 対応
認証あり(自店実施) メーカー修理書・診断機の対応範囲を確認のうえ自店で実施
認証なし/診断機の対象外メーカー 認証工場・ディーラー等へ外注。外注先・費用・納期を見積段階で確定する

7-3. 事前・事後スキャン(診断機)

7-4. 見積への計上

7-5. レーダー透過部の再塗装に注意


第8章 保険案件の見積フロー

8-1. 保険案件の特徴

8-2. 標準フロー

受付(保険会社・証券番号・事故状況の確認)
 → 損傷確認・写真(第4章の標準セット+事故との因果が分かるカット)
 → 概算見積の作成(標準指数・協定レート)
 → 保険会社へ連絡・見積送付(各社指定の方法)
 → アジャスター対応(立会 or 画像協定)
 → 協定(金額合意)
 → お客様へ自己負担の有無・金額を説明 → 着工合意
 → 修理 → 納車・請求

8-3. アジャスター立会・協定の勘所

8-4. お客様への説明で必ず押さえること

8-5. 「保険を使うか迷っている」お客様


第9章 業者/ディーラー案件の見積の勘所

9-1. 基本構造

《参考例:清田自動車のディーラー取引》
  • 主要ディーラー1社:約30台/月、レート4,000円/h。単価は低いが、工数基準が取引先協定の別体系のため、実質の時間単価は国産個人と同等水準になる設計
  • 他ディーラー:十数台/月〜各2〜3台/月

※「単価が低い=損」ではなく、工数基準とセットで実質時間単価を見る。

9-2. 現場ルール


第10章 見積料の考え方(全損時の丸損対策)

10-1. 問題の構造

10-2. 標準の対策(運用ノウハウ)

  1. 受付時の事前告知+書面同意:全損リスクがありそうな案件(大きな損傷・時価の下がった車両など)は、受付段階で

    「お見積りの結果、全損(修理せず時価額でのお支払い)となった場合には、見積料として◯◯円(税込)を頂戴する場合がございます。修理をご依頼いただいた場合は見積料はいただきません。」 と先に伝え、書面(同意書・受付票の署名欄)で同意を得る(受付マニュアルにも同トークを掲載)。口頭告知のみでの請求はしないこと。

  2. 二段階見積:分解前の概算見積は無料、分解を伴う詳細見積から有料化する線引きが分かりやすい。
  3. 全損リスクが高い車両ほど事前告知:経年の輸入車など、全損リスクが高い車両ほど事前告知の価値が大きい。

10-3. 費用の区分と明文化(各店で規定して書面化する)

見積料を運用する店は、次の区分・条件を書面で事前に明示します。「見積料」と一括りにせず、何の対価かを分けるのがトラブル防止の要点です。対象範囲(未修理〈他店修理・修理しない〉・買替・全損)を含め、区分・税込表記・基準は保険協定マニュアル第2章 2-3(入庫確認書)と共通です。

区分 内容 各店で決めて書面に明記すること
分解診断料 分解を伴う損傷調査の費用 税込金額・発生時点(分解着手時)
見積書作成料 詳細見積書の作成・交付の費用 税込金額・発生時点(見積書交付時)
復元費 分解した車両を元に戻す費用 税込金額・復元しない選択肢の扱い
保管料 長期のお預かりに伴う費用 税込金額/日・起算日

書面に必ず含める項目: - 各費用の税込金額発生時点 - 請求先(お客様本人か、保険会社への損害調査費用としての請求協議か) - お客様が修理しない場合(他店で修理・修理しない)の扱い - 保険会社が支払わない場合の扱い(お客様への請求可否)

請求の順序(保険案件): 1. まず保険会社へ「損害調査費用」としての支払いを請求・協議する 2. お客様本人への請求は、受付時に書面で事前告知・同意済みの場合のみ行う

10-4. 各店の運用ルール


第11章 受注率を上げる見積の見せ方

受注は見積の中身と見せ方で決まります(実績のイメージは第1章 1-3《参考例》参照)。効いている要素を分解します。

11-1. スピード ― 「その場で概算」が最強

11-2. 分かりやすさ ― 内訳と選択肢

11-3. 保証 ― 永久保証書はクロージングの決め手

「仕上がりには永久保証書をお付けします。塗装の色あせや剥がれが万一出た場合も保証いたしますので、安心してお任せください。」

11-4. 提示時のトーク例

概算提示:「拝見したところ、◯◯(修理方法)で対応でき、概算で◯万円前後、お預かり◯日ほどです。代車は無料でご用意できます。」

クロージング:「この内容でよろしければ、入庫日を仮でお取りしておきます。ご都合の良い週はありますか?」

比較検討中のお客様:「他店様と比べていただいて構いません。当店は永久保証書をお付けしますので、金額だけでなく保証の有無もぜひ比較材料にしてください。」

11-5. フォロー


第12章 現場でやってはいけないこと

NG行為 理由 正しい対応
勝手な値引き 価格体系・チェーン全体の信頼が崩れる。1件の値引きが取引先全体に波及することも 値引き要望は承認者(各店設定)に確認。「確認して折り返します」
口頭での金額確定・約束 言った言わないのトラブルの最大要因 金額は必ず見積書(システム出力)で提示。変更も書面で
保証範囲の安請け合い 永久保証書の対象外まで「保証します」と言うと後で必ず揉める 保証対象は保証書記載のとおりと案内。例外は承認者判断
現車を見ずに確定見積 追加損傷・見落としで赤字とクレームの両方を生む 電話・写真のみは「概算」と明示。確定は現車確認後
協定前の着工(保険) 協定金額と実費の差額リスクを店が負う 協定→着工の順を守る。例外は管理者判断
事故と無関係のキズを保険見積に含める 保険金の不正請求(絶対禁止。加盟店全体の信用問題) 既存キズは区別して記録。希望があれば自費見積を別に作る
免責金額分の値引き・上乗せによる相殺 免責分を実質タダにする操作は保険金の不正請求(絶対禁止。加盟店全体の信用問題) 要望されても明確に断り、要望があった事実を管理者へ報告する
承認フローを経ない係数・レートの変更 自店の価格体系は各店の承認者が決定するもの。担当者が個別案件で動かすと協定・請求の整合が崩れる 変更は自店の承認者(管理者)の決定を経て設定に反映。操作が不明なら本部へ
見積料の事後請求(告知なし) クレーム・信用毀損に直結 受付時の事前告知+書面同意+記録が原則(第10章)

第13章 見積提出前チェックリスト

提出(提示・送付)前に、必ず以下を確認します。

共通

個人向け

保険向け

業者向け


付録 用語ミニ辞典(新人向け)

用語 意味
レバレート 工賃の時間単価。「工数(時間)×レバレート=工賃」
標準指数 業界標準の作業時間の指標。保険協定の共通言語
指数協定 標準指数に基づいて保険会社と工賃を合意する枠組み
塗装材料係数 塗装材料代の算出に掛かる係数。本部の推奨値を参考に各店が決定する(第6章)
ADAS 先進運転支援システム。カメラ・ミリ波レーダー・ソナー等で構成
エーミング ADASのカメラ・レーダー等の機能調整(照準合わせ)作業。対象部位の修理後に必要(第7章)
特定整備(電子制御装置整備) エーミング等を行うために必要な認証制度。認証の無い店は外注する
協定 保険会社と修理金額を合意すること
アジャスター 保険会社側の損害調査員(技術調査員)
全損 修理費が時価等を上回り「修理しない」判定になること。分損の対義語
チリ パネルとパネルの隙間・面のつながり。事故でずれる
ぼかし 補修塗装の境目を隣接部に馴染ませる塗り方
コーションプレート 車体に貼付された型式・カラーコード等の表示板
永久保証書 シューリーズが修理車両に発行する保証書(塗装の色あせ・剥がれ等を保証)

本マニュアルはシューリーズ本部の承認のもとで改訂されます。改善提案は各店から本部へお寄せください。